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湯屋の手土産 / Graphic Design

株式会社湯屋の手土産様の使い捨てスリッパのパッケージデザインを担当しました。

このパッケージデザインは大分市で開催された、おおいたデザイン・エイド2021 パッケージデザインコンテストにて企画されたものです。

↓おおいたデザイン・エイド2021 パッケージデザインコンテスト:ホームページへ

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このコンテストでは大分県内のデザイナーと企業をマッチングして、デザインを制作、そして審査会へと駒を進めていくものでした。

ありがとうデザインは、株式会社湯屋の手土産さんとマッチングして、最終審査まで無事に走り終えることができました。

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1次審査、2次審査と進んでいくうちに、限られた時間の中、クライアントと話し合いを進め、会社の内情をかなり詳しくお聞きして、今回の企画は進んでいきました。

特に難しく感じられたのは、コンテストで重要視されるブランディング要素を、「本来ブランディングが必要とされない消耗品である、使い捨てスリッパにどう取り入れていくか」という点でした。

また社長の強い経営方針も相まって、コスト面や機能面にどれだけ追求するのか、しないのか。という点も非常に深く関わってくる企画でした。

↓今回の企画の使い捨てスリッパ

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結果的には使い捨てスリッパのパッケージを「従来のビニール製の袋」から「機能性のある箱」に変更して、付加価値をつけました。

デザインについてはシンプルで清潔感のあるものを重要視して、箱についてもダンボール製の安価なものをあえて採用してコストダウンを図りながら、耐久性についても可能な限りを尽くしています。

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ありがとうデザインではこのように、デザインだけでなく、商品の企画をクライアントの経営方針などを強く意識しながら、制作を進めていきます。

ブランディングを追求していく上で、見た目=デザインではやれることは限られます。

ブランディングを意識すればするほどデザインだけでなく、中身=経営方針や消費者からの見られ方を意識して、企画を練る必要が出てくると実感しています。

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ありがとうデザインではこれからも、今回のコンテストでの基準にもあるように「ただの見た目」だけでなく「中身に伴った見た目=デザイン」として考え、問題解決の手段として提案していきたいと考えています。